
こんにちは!しょうです。
「未経験でWEBマーケターになるには」シリーズの第四弾です!
第四弾は、WEBマーケティングの施策をメインに基礎知識をご紹介します。いざ、転職サイトを見たとしても書いてある仕事内容や会社の事業内容がわからないなんて思ったことはあるのではないでしょうか?私も転職しようと息巻いて、転職サイトを見たものの記載内容が全く分からず、挫折しかけた覚えがあります。
そこで今回の記事ではWEBマーケティングの基礎知識やWEB施策の内容を私の経験を踏まえて、細かくご紹介します。
第一弾では、未経験でもWEBマーケターになれることをご説明させていただきました。まだ、見ていない方は以下より、チェックしみてください。
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【WEBマーケティング 転職】未経験でWEBマーケターになるには①~WEB業界への転職編~
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こんな人におすすめ!
WEBマーケティングの基礎を知りたい?
WEBマーケティングのWEB施策を知りたい
色々調べたけど、WEBマーケティングがわからない
WEBマーケティングを具体的にイメージしたい
WEBマーケティングの必要性
WEBマーケティングの必要性は様々な情報メディアで発信されていますが、実際にどんな理由で必要と言われているのでしょうか。具体的な理由をいくつかご紹介します。
WEBで情報を得る~購入までできる
インターネットを誰しもが簡単にアクセスできるようになったことにより、商品やサービスの購入導線もWEBで情報を知って、WEBで購入または店舗に訪れるといった形に変化しつつあります。WEBで情報を知る機会が多くなり、特に現代の若者はすべてWEBで情報を得ていることが普通となっています。
WEBサイトは信頼の証
みなさんも覚えがあるかもしれませんが、その企業がまともな会社なのかどうか、WEBサイトの内容で判断することはありませんか?WEBサイトはその会社の信頼の証にもなるほど、重要なものとなっています。
WEBサイトが古い、情報が足りていない、検索をしてもすぐに出てこないなどはユーザーに不信感を与えてしまう可能性もあります。WEBは企業のブランディングにも影響する重要な要素となっているのです。
接触回数を増やすことで好感度があがる
広告などでその企業の商品・サービスなどを何度も見かけることで好感度があがることをザイオンス効果(単純接触効果)といいます。興味がなかったり、あまり好きではなかったりするものでも頻繁に目に触れることで、警戒心や嫌悪感が薄れ、良い印象を持つようになるといわれており、それはWEBでも同じになります。
WEBマーケティングは配信回数のコントロールや配信するターゲットをある程度コントロールできるので、ザイオンスの効果を発揮しやすいプロモーションを打つこともできます。
WEBマーケティングの目的の考え方
WEBマーケターの主な仕事としてはWEBを使って実現したい目的(ゴール)を達成するために、あらゆる問題や課題を解決し、目的を達成することにあります。以下、WEBマーケティングの目的についての大事な考え方をご紹介します。
WEBマーケティングの目的(ゴール)の考え方
WEBマーケティングを行う目的は、認知拡大・販売・資料請求など、何らかの実績を得ることです。具体的な商品を売る仕組みがサイトにあれば、その商品を売る(販売完了する)ことが目的になり、商品の認知を上げたいのであれば、広告の表示回数が目的になります。
コンバージョンについて
目的(ゴール)については、WEBマーケティング業界ではCV(コンバージョン)と呼ばれています。基本的にはCVを目的に据えることが多く、CV1件を取るのにいくらかければ採算が取れるのかを目標数値とします。これをCPA(Cost Per Action)といいます。
目的(ゴール)達成のための行動
目標CPAを決めたら、それを達成するためのWEB施策を考えます。SEO、WEB広告、WEBサイトの改善など様々ある施策からどういったことをしていけば目標を達成するのかを企画・プランニングしていきます。
実際に施策を行い、そのCPAの出来によって改善を施す、予算を調整するなどしてCPAを目標数値に目指すのがWEBマーケターの仕事になります。
WEBマーケティング施策の全体像
WEBマーケティングは、上述した通り、様々な施策があります。WEBマーケターの仕事を3つのフェーズに分けると「集客フェーズ」、「接客フェーズ」、「再訪問フェーズ」があります。3つのフェーズをざっくりとご説明すると以下のようになります。
WEBマーケティングの3つのフェーズ
・集客フェーズ(目的:WEBサイトへの訪問数の増加)
・接客フェーズ(目的:購入や申込などWEBサイトでアクションを促す)
・再訪問フェーズ(目的:再度購入してもうらえるように促す。リピート向上)
そして、その各フェーズに様々なWEB施策がありますが、以下の表のような形が当てはまります。

各フェーズの詳細と職種の内容をもっと知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。
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【WEBマーケティング】WEBマーケターのわかりづらい職種を徹底解説!
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WEBマーケティング施策の種類
WEBマーケティングの施策の種類をフェーズ毎にご紹介いたします。
WEBマーケティングの集客フェーズ
WEBマーケティングの最初ステップとして、自社サイトにユーザーを集客することです。以下、WEB施策を一部、ご紹介します。
SEO(検索エンジン最適化)
実施施策 | WEBサイトの改修 |
施策スピード | 中長期的な改善 |
施策目的 | 検索した際の検索順位を上げることで、WEBサイトへの流入数を増やす。 |
GoogleやYahoo!などの自社商品やサービスに関連するKWをユーザーが検索した際に、その検索結果の上位に表示させ、自社WEBサイトにユーザーを集客する施策のことをいいます。
各検索エンジンがもつ一定の規則(アルゴリズム)により、検索順位が決まっていて、WEBサイトをそのアルゴリズムに合わせて、サイト構造の変更やKWをサイトに散りばめるなどして、上位に表示させるテクニックのことをいいます。
SEOについてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考になります。
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【WEBマーケティング 転職】未経験でWEBマーケターになるには⑥~転職準備編~
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リスティング広告
実施施策 | WEB広告(テキスト) |
施策スピード | 短期での効果が見込める |
施策目的 | 検索した際の検索結果の上位にテキスト広告を配信することにより、WEBサイトへの流入数を増やす。 |
ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索をした際に、検索結果ページの一番上もしくは一番下に「スポンサー」や「広告」と書かれたテキスト広告を掲載する手法になります。検索KWと関連した広告を出せるため、どういった検索をしたユーザーに表示させたいのかある程度のコントロールができる広告になります。
検索KW設定することができるため、SEOと同等の効果があり、コンバージョン獲得に期待ができる施策になります。広告掲載面は以下のようになります。

アフィリエイト広告
実施施策 | WEB広告 |
施策スピード | 短期での効果が見込める |
施策目的 | 比較サイトやポイントサイトといった、アフィリエイトサイトに広告を掲載し、商品がCVさせるのが目的。 |
アフィリエイト広告とはWEBサイトや個人のブログ、メールマガジンなどと提携して、その各サイトに自社商品やサービスの広告を掲載してもらい、自社サイトに誘導する施策になります。
成果報酬型広告といわれており、実際に「商品の購入」や「申込」、「資料請求」など具体的なアクションが行われた際に料金が発生する広告です。他の多くの広告が、「広告のクリック」や「広告の表示」などによって料金が発生する中、コンバージョンまでいかないと料金が発生しないため、費用対効果の高い広告と言われています。広告掲載面は以下のようになります。

アドネットワーク広告
実施施策 | WEB広告(バナー画像・動画) |
施策スピード | 短期での効果が見込める |
施策目的 | 訴求した商品やサービスに興味がありそうなユーザーに向けて広告を配信し、WEBサイトへの流入数を増やす。 |
複数のWEBサイトにバナー画像や動画を配信できる広告になります。一つ一つのWEBサイトに掲載を依頼しなくても、提携しているサイトに一括で広告を掲載できるのが大きなメリットとなります。どの掲載面に出すかをある程度選ぶ・ターゲットを絞って配信することができるため、効果的にアプローチすることができる施策になります。
アドネットワークの代表的なGDN・YDNの掲載面は以下の通りです。

SNS広告
実施施策 | WEB広告(バナー画像・動画) |
施策スピード | 短期での効果が見込める |
施策目的 | 訴求した商品やサービスに興味がありそうなユーザーに向けて広告を配信し、WEBサイトへの流入数を増やす。 |
字のごとくTwitterやFacebook/InstagramといったSNSに広告を掲載する手法です。SNSの持っている独自のデータを使って、「年齢」・「性別」・「エリア」・「興味関心」などユーザーをある程度絞って広告を配信することができます。
また、各SNSに集まるユーザーの特徴があるため、用途や目的によって使いわけることで大きな効果を発揮できます。広告掲載面は以下のようになります。

WEBマーケティングの接客フェーズ
続いてはWEBサイトに訪れたユーザーにWEBサイトの利便性を上げ、申込や購入など、次のアクションへ促すことを目的としたフェーズになります。以下、WEB施策を一部、ご紹介します。
LPO
実施施策 | WEBサイトの改修 |
施策スピード | 中長期的な改善 |
施策目的 | WEBサイトへ訪れたユーザーの利便性を上げて、効果的にCVできるような導線を作る。 |
LPO(Landing Page Optimization)は、ランディングページの最適化と言われる施策になります。
検索して情報を集めようとするユーザーが広告や検索結果をクリックした際に、最初にたどり着くページをLP(ランディングページ)といいます。LPOとは目的とするコンバージョンを促すために、LPをユーザーのニーズに合わせて最適化していく手法のことを指します
EFO
実施施策 | フォームの改修 |
施策スピード | 中長期的な改善 |
施策目的 | 申込・予約フォームなどの情報を入力するフォームを、ユーザーの利便性が上がるように改修し、効率的にCVに誘導する。 |
EFO(Entry Form Optimization)は、エントリーフォームの最適化と言われる施策になります。一般的にコンバージョンとする資料請求や商品の購入などをWEBサイト上で行う際に必要情報を入力するフォームが存在します。その入力フォームの利便性を上げて、ユーザーの離脱率を下げ、コンバージョンを促すために、入力フォーム最適化していく手法のことを指します
WEB接客ツール
実施施策 | WEBサイトの改修 |
施策スピード | 中長期的な改善 |
施策目的 | LP内でユーザーの利便性を上げ、効率的にCVに誘導する。 |
WEB接客ツールとは、WEBサイトを訪問したユーザーに対してチャットボットやポップアップを活用して、おススメ商品の紹介、キャンペーン情報の訴求、ユーザーの質問に答えるなど、ユーザーの利便性を上げるツールになります。
訪れたユーザーの属性に合わせた訴求をできるため、効果的にコンバージョンに促せる施策になります。
WEB接客ツールの主な機能は以下の通りです。
WEB接客ツールの主な機能
・ポップアップを利用したユーザーへの接客
・チャットボット機能によるユーザーの利便性向上
・マーケティングツールとの連携
・閲覧状況や購買履歴などのユーザー情報の行動履歴の収集
WEBマーケティングの再訪問フェーズ
最終的にコンバージョンに至ったユーザーや自社サービスに接点を持ってくれたユーザーに対して、再購入を促す、WEBサイトに再訪促すことを目的としたフェーズになります。以下、WEB施策を一部、ご紹介します。
メールマガジン
実施施策 | メールマガジン |
施策スピード | 短期での効果が見込める |
施策目的 | メアドを登録してくれたユーザーに対して、メールにてサービス情報を提供し、CVに誘導する。 |
メールを活用して、一度コンバージョンに至ったユーザーやメールマガジンを登録してくれたユーザーに対して、お得な情報の提供、キャンペーンの訴求などを行うことにより、再購入を促す手法になります。
自社の登録データを使って、ユーザーへのメールの出し分けができるため、ユーザーの行動履歴やタイミングなどを見計らって、効果的な情報を訴求することができます。
SNS運用
実施施策 | SNSアカウントの投稿等 |
施策スピード | 中初期的な施策 |
施策目的 | SNSアカウントを用いて、フォローしてくれたユーザーに情報を提供することでCVに誘導する。 |
自社のSNSアカウントを活用して、フォローしてくれたユーザーにお得な情報やキャンペーンの訴求をすることにより、WEBサイトへの再訪やコンバージョンに促すことができる施策になります。
SNS運用の最大のメリットは、ユーザーとのコミュニケーションが取れることにあります。メッセージのやり取りや「いいね」を活用した相互のコミュニケーションにより、ユーザーを自社のファンになってもらうなど期待できる施策になります。
リターゲティング広告
実施施策 | WEB広告 |
施策スピード | 短期での効果が見込める |
施策目的 | 一度、WEBサイトに訪れたユーザーに再度WEB広告を配信して、WEBサイトに誘導する。 |
WEBサイトに訪れたユーザーに再度、広告を配信する手法になります。一度WEサイトに訪れたユーザーは、自社サービスや商品に関心を持っている可能性が高いので、そのユーザーに対して再度アプローチし、コンバージョンを狙う施策になります。
リターゲティング広告は、クッキーの付与ができなくなることから、今後実施が危ぶまれる広告になります。実施できなくなった際に代わりの施策や手法は今の内から、検討しておくことをおススメします。
WEBマーケティングで注意すべきポイント
WEBマーケティングは費用も掛かりますし、施策自体も単純ではなく複雑な条件や要素が絡み合って、結果がでますので、実施に際して注意すべきポイントが多々あります。
正しい目標設定をする
上述で目的(ゴール)を決めることが大事であると伝えましたが、この時達成が難しい目標を立てないことが重要になります。困難な目標を持って、施策を実施すると、計画や戦略が上手くいかず、効果も表れなくて、正しくPDCAを回すこともできません。
正しい目標が設定されていないと、WEB施策の効果があったのかどうかの判断もできないため、WEB施策をしない方がいいという安易な結果がでるということにもなり兼ねません。
中長期的な目線で実施する
WEBマーケティングは実施した後に、PDCAを回して施策を改善していくことが大事になります。そのため先を見据えた長期的な目標や計画を立てて実施していくのがよいでしょう。
また施策によって、即効性のあるものや時間がかかるものもありますので、施策毎に適切な期間を設けて実施していくことが効果を上げるポイントになります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は「WEBマーケターになるには」シリーズの第四弾として、WEBマーケティングの基礎知識ややるべき施策をご説明いたしました。WEBマーケティングの施策については、未経験の方はイメージしにくいものが多く、覚えるのも理解するのも大変です。
覚えるコツとしては、実際に自分で広告を探してみる、施策を想像してみることが一番の近道になります。これから未経験でWEBマーケティングに挑戦しようとしている皆様を応援していますので、少しでも本記事が参考になれば幸いです。
シリーズもの第五弾の「WEBマーケターになるには~会社の選び方編~」は、以下よりご確認ください。
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【WEBマーケティング 転職】未経験でWEBマーケターになるには⑤~会社の選び方編~
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