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【WEBマーケティング】WEBマーケターのわかりづらい職種を徹底解説!

2023年3月11日

WEBマーケターのわかりづらい職種を徹底解説!

こんにちは!しょうです。

これからWEBマーケティングの仕事をしたいと思っている方、転職サイトでWEBマーケティングの職種名を見ても良くわからないと思っている方は多いのではないでしょうか?自分も初めて転職サイトを見たときは、

モンちゃん

プランナー、SEOコンサル、リサーチャー、データアナリスト、、、?

何の仕事かわからん、、、

と頭に「?」が浮かんでしまい、理解できませんでした。そして、色んなサイトやブログを見ても書いてあることがチンプンカンプンで苦労した記憶があります。今回はそんな今までWEBマーケティングに触れる機会が少なく、今後関わっていきたい方のためにWEBマーケティングの職種について解説していきます。

モンちゃん

こんな人におすすめ!

WEBマーケティングってどんな仕事?

今までWEBマーケティングに触れたことがない

WEBマーケティングの職種について知りたい

WEBマーケティングとは?

WEBマーケティングとは何かその名の通り、WEBを活用したマーケティング活動全般のことをいいます。WEBを使ってサイトに人を呼び込み、そのサイト上で商品やサービスを販売するもしくは、店舗に人呼び込んで購入に繋げるなどの一連の活動のことをWEBマーケティングといいます。

WEBマーケティングについて、もう少し詳細を知りたいという方は以下の記事が参考になります。

WEBマーケティングの基礎を!-メリット・デメリットから必要性まで
【WEBマーケティングとは】WEBマーケティングの基礎を解説!メリット・デメリットから必要性まで

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WEBマーケティングの仕事内容

WEBマーケティングの仕事内容は多岐にわたりますが、主に以下のようなフェーズに分かれた仕事があります。

WEBマーケティング3つのフェーズ

・集客フェーズ(目的:WEBサイトへの訪問数の増加)

・接客フェーズ(目的:購入や申込などWEBサイトでアクションを促す)

・再訪問フェーズ(目的:再度購入してもうらうように促す。リピート向上)

各フェーズとWEBマーケティングの役割を説明していきます!

集客フェーズ

WEBマーケティングで最も重視されるものが「集客」になります。そもそも自社の商品やサービスを知られていないと検索されることもないし、購入や申込になることは絶対にあり得ません。そのため、たくさんのユーザーをWEBサイトに誘導し、商品やサービスを知ってもらう「集客」が重要になってきます。

それでは集客とはどのような経路があるのかというと、「自然検索」と「WEB広告」が主な経路になります。自然検索とは、ユーザーが自社の名前やサービス名を検索、もしくはサービスの特徴や特性の検索結果からWEBサイトに訪問してもらうことを言います。もう一つの経路である「WEB広告」は、文字通りWEB上で広告を発信し、興味を持ってもらえたユーザーを集める施策のことをいいます。WEB広告の特徴として自然検索と違い、サービス名や企業名を知らない人でもWEB広告を見て認知してもらい、ユーザーをWEBサイトに誘導できる点が大きな特徴になります。

WEBマーケティングの役割としては、より多くの人に見てもらうために検索された結果でなるべく上位に表示されるようにWEBサイトを設計する「SEO」や、上述した「WEB広告」の効果を上げ効率的に集客するための広告の運用などが主なお仕事になります。

接客フェーズ

接客フェーズの目的としては、WEBサイトに訪れたユーザーを申込や購入など、次のアクションへ促すことにあります。せっかくユーザーをWEBサイトに誘導できたとしても、そのユーザーの欲しい情報がWEBサイト上になかったり、WEBサイトがわかり辛かったりするとユーザーはWEBサイト見ることをやめてしまいます。興味を持って入ってくれたユーザーは購入・申込をしてくれる可能性のある有力な「見込み顧客」になりますので、そのユーザーの離脱は大きな機会損失になります。

例えば、キャンペーンの告知をみてWEBサイトに訪れてくれたユーザーがWEBサイトを見た際にそのページに該当のキャンペーン情報がなかったり、すぐに探せないわかり辛いところに情報があったりしたら、すぐにWEBサイトから離脱してしまいます。離脱するだけならまだしも、場合によっては企業のイメージが悪くなったりする可能性がありますので、WEBサイトの設計は非常に重要となります。

そこで接客フェーズにおけるWEBマーケティングの役割としては、WEBサイトに訪れたユーザーの利便性を良くして、欲しい情報がすぐに手に入るような構成にしたりする「WEBサイトの設計」やWEBサイト内で質問ができたり、誘導を促すことができる「WEB接客ツール」の運用や設計などが主な役割になります。

再訪問フェーズ

再訪問フェーズでは一度WEBサイトに訪れたユーザーには再訪を商品やサービスを利用してくれたユーザーには再度利用するように促すことが主な目的となります。簡単に言うとリピートしてくれるユーザーを増やし、継続的に利用してくれるファンを作っていくフェーズになります。

WEBマーケティングの役割としては、その接点を増やすための手立てである「メールマガジン」の設計・企画・配信、一度サイトに訪れてくれたユーザーに広告を配信する「リマーケティング広告」の配信、定期的に情報を発信したり、顧客とコミュニケーションが取れる「SNSの運用」などが主なお仕事になります。

WEBマーケティングの仕事の3つのフェーズ

WEBマーケティングの具体的な施策をもっと知りたいという方は以下の記事も参考になります。

初心者、必見!WEBマーケティングの基礎知識、やるべき施策を徹底解説
【WEBマーケティング】初心者、必見!WEBマーケティングの基礎知識、やるべき施策を徹底解説

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WEBマーケティングに関する企業の種類

WEBマーケティングの職種をご説明する前にWEBマーケティングに関する企業の種類をご紹介します。WEBマーケティングの仕事をしたことがない人が、職種を理解する上で一番つまずくポイントがそのWEB施策を実施する際に関わる企業を理解していないことにあるかと思っていますので、職種を説明する前に記載します。

モンちゃん
自分もここがよく理解できていなく、混乱していました。。

一つのWEB施策を実施する際には、それぞれ役割を持った企業の種類を紹介します。WEB施策を実施する際の全体像としては以下のようになっています。それぞれの役割を詳しくご説明します。

広告主・依頼主

広告主・依頼主とは「広告を掲載したい」、「WEBサイトを作りたい」と思っている企業、いわゆる事業会社などがそれに該当します。例えばカルビーやトヨタ自動車など、自社サービスや商品を持っており、WEB施策を実施したいと思っている企業が該当します。そういった企業がWEB施策を行う際にWEBの取り扱いできる人材が社内にいれば良いのですが、いない際にWEB施策を代理で行ってもらうのが、WEB広告代理店やWEB制作会社になります。

WEB広告代理店・WEB制作会社

上述でも述べた通り、事業会社に代わって広告の運用やWEBの制作などを行う会社になります。例えば、WEB広告代理店ではサイバーエージェントやオプト、WEBサイト制作会社ではIMJやネットイヤーグループが該当します。インターネットが広く一般的に使われるようになってきたのも10~20年くらいの話しなので、まだまだWEBに精通している人材が少ないということが大手の企業でもしばしばあります。ただ、WEBを行っているのが当たり前になっている昨今、WEB施策をしないことは大きな機会損失になりますので、そういった際にWEB広告代理店やWEBサイト制作会社に代理で制作してもらうことでWEB施策を実施できるのです。

WEBメディア

WEBメディアとはインターネット上で何かしらの情報を発信しているメディアのことをいいます。例えば、FacebookやTwitterなどのSNN系サービスの会社や、本ブログなどもWEBメディアになります。WEBメディアは自社のサイトに広告を載せることで収益を得ることができます。そういったWEBメディアに広告主やWEB広告代理店などが広告を掲載させてもらい、集客を行います。

WEBマーケティングの会社種類

これらを踏まえた上で、いよいよWEBマーケティングの職種をご説明していきます。

WEBマーケティングの職種

WEBマーケティングの仕事にこれから携わっていきたい場合、上記で説明した3つの種類の会社のどこに務めるかによって、仕事内容なども若干変わってきます。ここでは、会社によっての役割の違いも含めてWebマーケティング関連の職種についてご紹介していきます。

企画営業/アドセールス

WEB広告やWEB制作を担う営業担当のことをいいます。広告主や依頼主に対してWEB施策の実施する手立てや企画を考え提案し、仕事を取ってくる役割を担います。WEBの提案をするためにある程度の知識や経験が必要になります。

大きく仕事内容は変わりませんがWEBメディアの場合は、「ウチのWEBメディアに広告を掲載しませんか?」といった自社WEBメディアの営業をする仕事もあります。

WEBプランナー

企画営業と仕事が被るところもあり、企業によって役割や定義は異なってきますが、目的達成のためにどのようなWEB施策を打つことで効果を上げられるかを設計する役割を担います。

広告主・依頼主の中では、自社商品やサービスをどのようなWEB施策を設計していくかを企画・提案していく役割になります。またWEB広告代理店を利用する場合は、その代理店と向き合い、プロの目線からアドバイスや提案をもらい一つのWEB施策を実施していく仕事になります。

WEB広告運用

企画営業やWEBプランナーが考えた施策を実行する役割を担います。実際に広告の管理画面を操作しながら、どのようなクリエイティブ(画像・動画)をどのようなターゲットに配信していくかを設定していきます。広告が配信された後では、その広告の予算管理や分析レポート作成、効果をさらに上げるための改善案を考えたりする仕事になります。専門的な知識が必要になる職種になります。

広告主・依頼主が代理店を使わずに自社で広告運用をすることを「インハウス化」と言われます。多くの企業が最終的にインハウス化を目指しています。

SEO・SNSコンサルタント

コンサルタントはクライアント企業のSEO運用やSNS運用に携わる職種です。クライアントの目標達成のために、マーケティング施策の提案をしたり、知見を生かして運用のアドバイスを行ったりします。そして、実際にサイトやコンテンツを制作する方に指示を出して、施策全体のディレクションを行う役割を担います。コンサルティングでは、SEOやSNSに関する専門的な知識が必要になります。

WEBアナリスト

WEBアナリストとは字のごとく、WEBサイトの解析を行う専門職のことです。GoogleアナリティクスやWEB広告などで取得したWEBサイトのアクセスデータを分析し、WEBサイトへ流入しているユーザーの属性やページの改善点などを洗い出し、改善策を考える役割を担います。

WEBディレクター

WEBサイト制作などの際に全体の進行管理やWEBサイトをより良くするための運用改善を行う役割を担います。WEBサイトの運用改善は長期間、細かくPDCAを回して改善していく必要があるため、コンサルタントのようにクライアントと向きあって、仕事をする場合もあります。ちなみにWEBサイトの運用改善は、LPO(ランディングページの最適化)と呼ばれています。

WEBデザイナー

WEBデザイナーは、クライアントの希望するWEB制作を実際にデザインする役割を担います。クリエイティブ色の強い仕事になりますので、専門的な知識やある程度の制作経験が必要な職種になります。またクライアントの希望するものを形作らなくてはいけないので、コミュニケーション能力も必要になりますWEBサイトの制作には。

コーダー

WEBデザイナーがデザインしたWEBサイトをインターネット上で見ることができるように、制作する仕事になります。WEBサイトを制作するにはHTMLやCSS、JavaScriptといった特殊な言語を用いて制作していきますが、これをコーディングといいます。

WEBマーケティングの職種一覧とフロー

WEBマーケターのキャリアパス

WEBマーケターといっても様々な仕事があることをご理解いただけたのではないでしょうか?WEBの仕事は多岐にわたりかつ、専門的な知識を有しますので仕事や経験を積むだけでキャリア形成では有利に働くことができます。また、WEBマーケティングをやらない企業はありませんので、様々な企業で働くチャンスも生まれるかと思います。

ただWEBは移り変わりが激しい業界でもあるので、常に新たなトレンドや情報を取り入れることが必要になります。WEBの勉強を怠らなければ、WEB業界でのキャリア安泰であるといえるでしょう。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。今回はWEBマーケティング初心者のために、WEBマーケティングの職種についてご紹介させて頂きました。私も初めてWEBマーケティングの仕事内容を見たときは何が書いているのかわからず、混乱したことを覚えています。

しかしWEBは上述した通り、専門的な仕事が多いため、ある程度知識を持ってどういったキャリア形成をしていくかを選択しなければいけません。そのため、これからWEB業界に挑戦する方はしっかりとした知識を身に着けてWEBの仕事に挑戦してみてください。

少しでも本記事が参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人

しょう

大手食品メーカーの商品開発→人材業界のキャリアアドバイザー→WEBマーケティング業界で働いている、30代半ば現役WEBマーケターです。WEBマーケター・キャリアアドバイザーの経験を活かして、WEBマーケティングを中心に「仕事とは何か」、「キャリア(人生)をどのように考えるか」の情報を発信していきます。 ブログに対してのご質問や疑問などありましたらお問い合わせにてご連絡ください。 「ITパスポート・WEB解析士・Google広告認定資格(複数種)」の資格を保有しています。

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