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【web3.0とは】 web3.0の基礎や特徴。メリットから活用事例までわかりやすく解説

2022年10月7日

web3.0の基礎や特徴-メリットから活用事例まで2

こんにちは、しょうです!

今メディアなどで話題の「web3.0」ですが、なかなか難しくてよくわからないなんて方も多いのではないでしょうか。Web3.0は今までのインターネットの常識を変えるような革新的な概念になります。本記事はそんな「web3.0」について基礎的な話しから、メリット・活用事例までわかりやすく解説します

モンちゃん
こんな人におすすめ!

・「web3.0」とは

・web3.0の特徴を知りたい

・web3.0のメリットを知りたい

・web3.0の活用事例を知りたい

■web3.0とは

Web3.0とは、ブロックチェーン技術を活用した次世代のインターネットで「分散型インターネット」という新たな概念になります。現在、私たちは当たり前のように、インターネットを利用しています。インターネットを利用する際には、GAFAMと呼ばれる世界中で活用されている巨大なメディアを介して利用していると言っても過言ではないほど、独占されている状況です。

なお、GAFAMというのは、Facebook、Amazon、Apple、Google、Microsoftの5社のことですが、私達一般ユーザーの個人情報はこうした大手ウェブ企業のコントロール下にあります。そこで、そんな個人情報を分散して管理する仕組みを作り、巨大企業の独占から脱却を目指すことを目的としたWeb3.0という概念が生まれました。

■web3.0が注目を集める理由

Web3.0はなぜ注目されているのでしょうか。ここからは、今Web3.0が注目を集めている背景について、紹介します。

セキュリティ問題への関心

誰もがスマホを持ち、インターネットを日常的に利用するようになった時代、一般ユーザーのインターネットリテラシーが高まってきています。そんな背景の中、個人情報やプライバシー問題への関心の高まりも近年大きくなっています。

最近ではどんなインターネットサービスを利用するにしても、名前・メールアドレス・住所などの個人情報を入力するのは当たり前になっています。しかし、それは一企業が事故や不正な個人情報のやり取りで情報漏えいする可能性がある危険と隣り合わせということになります。そのリスクを軽減しようとする個人が多くなってきたことが「web3.0」への関心が高まった理由の一つになります。

ブロックチェーン技術の発展

Web3.0の実現が語られるようになってきたのもブロックチェーン技術の発展が影響しています。ブロックチェーンはデータのインターネット分散管理技術により、個々の企業のサーバに一元管理されない状況を作ることができます。

なお、ブロックチェーン技術とは、取引の履歴などのデータを一つのブロックにまとめ、それを鎖のように繋がって管理することができるものです。ブロックチェーンにて管理を することでデータの改ざんが困難になり、一企業にデータを管理されなくても良い状況が作り出せます。

仮想通貨の普及

Web3.0構想でのサービスの取り扱いや購入に関しては、基本的には仮想通貨によって行われる想定になっています。そのため仮想通貨が誰にでも購入ができ、一般の方にも知られるようになったことも大きな要因の一つになります。

とはいえ、まだまだ普及が広まっていない仮想通貨も今後は、もっと利用する人が増えれば、Web3.0のサービスももっと普及していくと言えるでしょう。

■web1.0とweb2.0との違い

Web3.0というものがあるのなら、web1.0とweb2.0というものもあります。それぞれの違いと特徴などを以下にご紹介します。

Web1.0とは

Web1.0とは、インターネットが普及しだした、初期段階である1990年代~2000年代半ば頃のインターネット環境のことをいいます。

Web1.0が扱えるデータ量や通信速度は現在と比べても低く、個人がインターネットを使えるようになって間もない時代であったため、インターネットは企業が作成し、個人は閲覧したりするのが主流となっていた時代でした。また画像や動画などのコンテンツも多くなかったため、淡白なテキストでの情報発信が主な内容でした。

Web2.0の特徴

Web2.0は、2000年代半ば以降のインターネット環境のことをいいます。今では当たり前になった「Facebook」や「Twitter」といったSNSサービスや「YouTube」などが誕生しました。また、web1.0とは違いサイト運営者からの一方的な発信だけではなく、個人が情報を発信するのが当たり前にできるようになり、双方向のやり取りができるようになった時代でもあります。

また容量の大きなデータがやり取りできるようになり、動画の発信や動画サービスが普及したり、様々な企業が物やサービス・情報などをインターネット上で活用するようになったことで、生活が便利になったのもこの頃でした。

■web3.0のメリット

セキュリティレベルの向上

上述で述べたように、セキュリティや個人情報の問題は、web3.0によって解消されることが期待されています。ブロックチェーンの技術を活用することにより、取引情報を暗号化して共有することできます。そうすることでサービス利用時に入力をしていた名前や住所、電話番号などの個人データを企業が保有する必要がなくなるため、個人情報の入力が不要となり、個人情報の漏洩リスクは大幅に低減します。

誰でも自由にサービスにアクセスできる

Web3.0は、希望する人が誰でも様々なサービスにアクセスして利用することができます。ブロックチェーン内のサービスには管理者などもいないため、そのサービスへの制限を掛けたり、情報を制限することができなくなっています。

中間マージンを減らせる

仮想通貨(暗号資産)を活用して、各種取引を行う際に個人ユーザー同士や企業と個人ユーザーなど、直接購入できる座組ができます。そのため、中間業者などの第三者を活用しない決済が実現できるようになります。今までインターネット上での売買を行う際に、決済代行会社などに支払っていた中間マージンを減らすことができるのです。

■web3.0の活用事例

Web3.0はすでに実際のサービスとしてもすでに展開されています。ここではいくつかのサービスをご紹介します。

NFTマーケットプレイス「OpenSea」

OpenSea

画像引用元:https://opensea.io/

OpenSeaは、様々なNFTコンテンツを扱っている世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。デジタルアート、音楽、写真など幅広いNTF作品が出品されていて、日本の著名アーティストの作品も多数取り扱われています。現在では100万人を超えるユーザーが利用されている大規模のマーケットになります。

使用できる仮想通貨が限られているマーケットがほとんどですが、OpenSea はイーサリアム以外にもPolygonやKlaytnなど多くのブロックチェーンに対応している点が特徴です。仮想通貨を選択して利用できるので、場合によってはコストを抑えて利用することもできます。

NFTゲーム(The Sandbox)

The Sandbox

画像引用元:https://www.sandbox.game/jp/

「The Sandbox」とは、今注目のメタバースでプレイすることができるゲームのことです。仮想空間内でアバターを操作して遊ぶNFTゲームで、総ダウンロード数は4,000万以上にのぼる人気のコンテンツです。

LANDと呼ばれる仮想の土地を提供しており、ユーザーはオリジナルのゲームの作成や、ゲームで使用するキャラクターやアイテムを利用して仮想世界を楽しむことができます。The Sandbox内でユーザー同士の交流でき、ゲームしながら仮想通貨を稼げる「Play to Earn」があることも人気の理由です。

■まとめ

最後まで、お読み頂きありがとうございます。本記事では「web3.0」のご紹介をしましたが、ご理解頂けましたでしょうか。様々な時代背景をもとに今注目されているweb3.0ですが、今後は新たなビジネスの創出や様々なサービスが生まれるとして、今後の動向も見逃せません。少しでも参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人

しょう

大手食品メーカーの商品開発→人材業界のキャリアアドバイザー→WEBマーケティング業界で働いている、30代半ば現役WEBマーケターです。WEBマーケター・キャリアアドバイザーの経験を活かして、WEBマーケティングを中心に「仕事とは何か」、「キャリア(人生)をどのように考えるか」の情報を発信していきます。 ブログに対してのご質問や疑問などありましたらお問い合わせにてご連絡ください。 「ITパスポート・WEB解析士・Google広告認定資格(複数種)」の資格を保有しています。

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