こんにちは、しょうです!
皆さん「GAFMA」という言葉はご存知でしょうか。IT・WEBを中心としたビジネスを展開しており、株式時価総額TOP10に入っている、世界を引っ張っている企業とも言われる5社の頭文字をとってつけられた言葉になります。読み方は「ガーファム」になります。ビジネスを行う人として、この5社を言えないと恥をかくかもしれないほど、有名な企業になりますので、本記事にて今さら聞けない「GAFMA」の特徴や将来性など、ご紹介させて頂ければと思います。
・「GAFAM」って何?
・「GAFAM」の企業を知りたい
・「GAFAM」の将来性を知りたい
INDEX
■GAFAMとは
GAFAM(ガーファム)とは、アメリカの大手IT企業であるGoogle、Apple、Facebook(現meta社)、Amazon、Microsoftの5社を総称した言葉です。この5社は現在の情報技術産業において、大きな影響力をもっていて「ビッグテック」とも呼ばれています。
いまや私達の生活に根付いている「検索エンジン」や「Eコマースサイト」、「SNS」など、現在のWEBサービスを世界中に提供している企業になります。インターネット業界を引っ張ってきた、大手プラットフォーマーで、IT業界や私達の生活にイノベーションを起こしてきたのが「GAFAM」になります。
「GAFMA」各企業の特徴
Google:検索サービスやWEB解析「Googleアナリティクス」、フリーメール「Gmail]など
Apple:iPhoneやiPadの製造、クラウドサービス「iCloud」など
Facebook:「Facebook」や「Instagram」などのSNSサービス
Amazon:通販サイト「Amazon」
Microsoft:WindowsやExcel、Word、PowerPointなどの開発
■GAFAMの対象企業
続いてその「GAFAM」の各企業の特徴をご紹介します。
Google(グーグル)
Googleは、インターネットの検索エンジンを提供・運営する会社になります。検索エンジンのサービス名も社名と同じ「Google」となっています。1998年に創設され、カリフォルニア州・サンノゼに本社「Googleplex」を置くIT企業になります。現在は、検索エンジンだけでなく、メール・クラウドサービス・スマートフォン・Android OSなど様々なサービスを提供しています。メインの収益源は、検索エンジン上で提供しているWEB広告になります。
Apple(アップル)
Appleは、パーソナルコンピュータの[Mac]シリーズやスマートフォンの「iPhone」などを提供している、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く会社になります。1976年にスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの2人によって設立されました。2022年1月には世界で初めて時価総額3兆ドルを突破した、アメリカを代表する大企業になります。今やMacやiPhoneだけではなく、iPad、AppleWatch、AirPodsなど身に付ける全ての製品を提供しています。
Facebook(フェイスブック):現meta社
Facebookは、「Facebook」「Instagram」といったSNS(ソーシャルネッワークサービス)を提供している、カリフォルニア州パロアルトに本社をおく会社になります。創設者のマーク・ザッカーバーグが2004年によって設立されました。「Facebook」は世界で4人に1人が使っていると言われている世界最大級のSNSになります。2021年10月には社名を「Meta Platforms」に変更し、メタバースに力を入れるために方向性を変えたことでも有名になります。
Amazon(アマゾン)
Amazonは、社名と同じ「Amazon」という世界最大規模のEコマースサイトを運営している、ワシントン州シアトルに本社を置く会社になります。創設者であるジェフ・ベゾスが1995年に創業しています。今やメインサービスの「Amazon」だけでなく、「Kindle」、「prime Video」、クラウドサービスである「AWS (アマゾン ウェブ サービス)」や一般の方にも知られるようになった「アフィリエイト」のサービスをつくったのも「Amazon」になります。2018年には米株式市場で時価総額1兆ドル超えを果たしています(Appleに次ぐ二番目の快挙)。
Microsoft(マイクロソフト)
Microsoftは、PC製品やOS「Windows」や誰もが一度は使ったコトがある「Word、Excel、PowerPoint」といったofficeサービスを提供している、米国ワシントン州レッドモンドに本社を置く世界最大級のコンピュータ・ソフトウェア会社になります。1975年に、ビル・ゲイツとポール・アレンの2名によって設立されました。サービスとしてはその他に1995年にウェブブラウザの「Internet Explorer」やタブレットPCの「Surface」などの新たなサービスを提供しています。世界的にPCを広めたのはMicrosoftと言っても過言ではないほど、有名な企業になります。
■GAFAMの共通点
GAFAMの5社は、インターネットを介したプラットフォームビジネスを提供しているという共通点があります。プラットフォームビジネスとは、サービスを提供している企業と、サービスを求めるユーザーを繋ぐための、インターネットサービスのことになります。
またこれら5社はすでに人々の生活に浸透しつつあり、すでにインフラのような形になりつつあります。これがいわゆる「ビッグテック」と呼ばれる所以でもあります。GAFAMは様々なユーザーが利用しているサービスであるため、大量のビッグデータを保有しているのも共通点になります。そのビッグデータや検索履歴、ネット上の行動を活用して、AIや機械学習のサービスに利用することで新たなサービスやイノベーションを生み出しています。
現在、それに関して個人情報の問題等、賛否両論ありますが、これらビッグテックの個人情報問題に関しては、以下の記事が参考になります。
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【web3.0とは】 web3.0の基礎や特徴。メリットから活用事例までわかりやすく解説
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■GAFAMの時価総額は?
GAFAはコロナの影響を受けてもなお高い成長力を維持し、株価を大きく上昇させています。ただ、2022年6月にアメリカの物価上昇やそのインフレ抑制のためにFRBが金利を上げるなどの影響により、株式市場全体が下落トレンドになっています。それにより企業によって株価が下落傾向にあります。とはいえ2022年9月の株式時価総額ランキングではGAFAMの5社は全てトップ10にランクインされています。
また、GAFAM5社の時価総額がどれくらいかというと、2020年にGAFAM5社合計の株式時価総額が日本の東証1部上場企業の全体の時価総額を上回るほどの時価総額になります。日本のトップ企業が束になっても勝てないほどGAFAMが巨大であることが分かって頂けたかと思います。
■GAFAMの今後は?
GAFMAは上述した通り、もはや生活インフラの一部やビジネスに欠かせない存在になりつつありますので、今後も勢いは続ていくと言われています。ITやWEB業界に大きなイノベーションを起こしたことがGAFAMの大きな強みになりますので、今後もIT・WEBでの新たなサービスの展開など私達の生活を便利にしてくれることに期待できます。
ただ、世界的に影響力が強い企業になりますので、上述でも述べたように個人情報の集積が問題視されつつあります。多くの個人情報を一企業が保有していますので、個人情報の漏洩を心配する声が上がり、ビッグデータの活用によるプライバシーの侵害などが社会的な問題になりつつあります。
■中国版GAFAMの「BATH」
中国版のGAFAと呼ばれる「BATH(バス)」という企業群があります。Baidu(バイドゥ)・Alibaba(アリババ)・Tencent(テンセント)・Huawei(ファーウェイ)の中国を代表する有名なIT企業4社の頭文字をとったものが「BATH」になります。上述した通り、時価総額で世界トップ10に入っているGAFAMを追従しているのが、「BATH」です。これらの4社の企業はアジアのシリコンバレーと呼ばれる、深センを拠点にしており、そのすごい勢いで成長を遂げています。
■まとめ
最後まで、お読み頂きありがとうございます。本記事では「GAFAM」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。GAFAMは今や私達の生活になくてはならない存在となってきました。またGAFAMの動きは、全世界で注目されていますので、株を行っている方や今後の景気動向を把握したい時などは、チェックしてみるのも良いかと思います。少しでも参考になれば幸いです。