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【FIRE(ファイヤー)とは】 FIREって何?メリットやいくらあれば達成できるのか!まで

2022年10月5日

FIREって何?メリットやいくらあれば達成できるのか!

こんにちは、しょうです!

みなさんFIREという言葉を聞いたことはありますでしょうか?近年、様々なメディアで取り上げられて、有名になったFIREは「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自由と早期退職を意味する言葉になります。誰もが憧れるFIRE、どういった状態をFIREというのでしょうか?本記事はFIREの基礎からメリット、どんな状態をFIREというのかわかりやすく解説します。

モンちゃん
こんな人におすすめ!

・「FIRE」とは

・FIREのメリットを知りたい

・FIREの条件を知りたい

・FIREを達成するにはどうすればいいの?

■FIREとは

上述でも述べた通り、FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、「経済的自立と早期退職」という意味になります。経済的自立とは会社からの給与収入に頼ることなく、投資の運用益などで生活ができる状態のことです。FIREは欧米を中心に世界的に流行していて、FIREを達成し定年の前に退職をして自由な生活をしようという考えが30~40代の間で広がっています。

具体的には投資の運用益が年間の支出よりも高くなることで貯金を切り崩すことなく、生活をしていけるようにする状態のことです。今までの早期退職の考え方では、大量のお金を稼いで働かなくても一生生活ができる状態のことを言っていましたが、FIREの場合は、比較的少ない資産でも早期リタイアが可能となる考え方です。FIREは普通の会社員であっても十分に目指せることで今注目されています。

■FIREのメリット

FIREのメリットは、何といっても働かなくてもいい自由な生活です。また、FIRE達成のためにはマネーリテラシーを身につけなくてはいけないので、それらを踏まえFIREを目指すメリットは以下の通りです。

お金の無駄遣いがなくなる

FIREは、支出を減らすことで達成をしていくものになります。そのため、生活においてムダな買い物がなくなり、本当に必要なものだけを購入することができる習慣が身に付きます。つまり、お金に対してのちゃんとした価値感が身に付き、マネーリテラシーも高くなるため、少ないお金でも上手に生活できるようになります。

仕事や会社に縛られることがなくなる

FIREを実現した際には、会社や仕事などをしなくても済むため、自由に暮らしていくコトができます。お金の心配をしなくてもいいので好きな時に好きな仕事をするのもOKですし、一切働かず趣味や好きなコトに時間を使うこともできます。また、「家族」や「大切な人」のために時間を使うこともできますので、人生が充実していきます。

住む場所を自由に選べる

会社に所属をしているとどうしても職場の近くなど通える範囲の街で生活する必要があるかと思います。FIREを達成できれば仕事や会社に縛られることもなくなりますので、住む場所も自由に選ぶことができます。日本国内だけではなく、海外で生活することも夢ではありません。

■FIREのデメリット

FIREは良い面ばかりが目立っていますが、FIREにもデメリットがあります。もし、FIREを目指すのなら、そのデメリットも頭に入れておくと成功の可能性が高まるでしょう。

投資の運用益が維持できるとは限らない

FIREでは一般的に投資を行い、資産を年4%で運用することで達成できると言われていますが、必ずしも4%で運用し続けていけるとは限りません。投資はリスクが付きもののため、しっかりとした株や投資に対しての知識や情報収集を行わなければいけません。FIREを達成したとしても株式の状況が変われば、その生活が続いていくとは限らないので注意が必要です。

急な出費に対応ができないことがある

FIREを達成したとしても、元々の想定支出以上にお金がかかる可能性があります。例えば、病気や事故、家族の介護など想定外の出費が発生した際に、お金が余分に支出してしまい、FIREが継続できなくなることも考えておく必要があります。万が一に備えて、余剰資金を確保しておくことも想定しておきましょう。

キャリア形成が難しくなる

FIREにより早期リタイアをすると、仕事をしていない期間が生まれてしまうので、キャリアを積み重ねることができなくなります。そのため、もう一度働きたいと思った際には就職が困難になる可能性も大いにあり得ます。仕事を辞めたとしても、いざ働きたいと思った時に働けるように、自己投資などをしてスキルを維持できるようにしておくことも考えた方がいいでしょう。

■FIREはいくらあればいい?

実際にFIREはいくらあれば達成できるのでしょうか?その金額がハッキリすればそれまでにどれくらいの期間が必要になるかなどがわかり、よりリアルにFIREを目指していくコトが出来るようになるでしょう。

年間支出の「25倍」の資産が必要

FIREを目指す上で、必要な資産は年間支出の「25倍」の資産が必要と言われています。例えば、月額の消費支出が20万円とすると、年間支出で240万円になります。FIREに必要な資産は年間支出の25倍なので、計算としては「年間支出(240万円)×25倍=6,000万円」が必要ということになります。その6,000万円を投資に全部回すことが出来れば、何もしなくても月20万円の運用益が収入として入ってくるということになります。

FIREの「4%ルール」

上述でも述べたように、FIREでは4%の運用益を出していくということが一般的になります。先ほどの25倍の資産というのは、投資の運用益を「4%」で運用できれば、25倍の資産を持つことで生活費を賄えるという考え方です。

4%というのがなぜ目安になっているかというと、米国の代表的な株価指数であるS&P500の株価指数が7%で、アメリカのインフレ率が3%になり、この2つを差し引いた値が4%ということになります。先ほどの例でいうと年間支出が240万円の方は、6000万円を投資に回し4%で運用することで「6000万円×4%=240万円」ということになり、元本を減らさずに生活ができる計算となります。

■FIREを達成するためのステップ

毎月の支出を把握し、節約する

毎月いくらのお金を使っているのかを把握します。FIRE達成後は資産を切り崩して生活をするため、毎月の支出は自分でコントロールしていかなくてはいけません。そのため、毎月の支出を把握しておくことが重要になります。

また、ムダに出費をしてしまっているものがあれば、それを節約して、その分投資に回すことでFIRE達成の近道になります。家計簿をつけていくと一番良いですが、方法としてはExcelなどを自身で記載をしていく、もしくは家計簿アプリなどを使って、効率的に計算をしていくのが良いでしょう。家計簿アプリでオススメなのは、マネーフォワードになります。

公式サイト:マネーフォワード

目標資産額の計算をする

上記のように年間の支出額の算出ができたら、目標の金額を先ほどの「25倍」の計算で算出します。またそれを逆算し、何年後に達成をしたいのか決めて、月や年間の投資額を決めていきます。先ほどの例を上げれば、6,000万円を貯めるためには、年間120万円を投資に回し、年間4%で運用していけば、28年間で6,000万円貯まる計算になります(福利効果を利用した場合)。

投資を始める

必要な資産額を計算した後は、その金額を貯めるためにどのように算出すればいいのかを計算します。投資には複利の効果がありますので、投資で得られた運用益を使わずにさらに投資に回すことで効率よく貯金することができます。

投資するにしても投資できる商品は様々あるので、何が良いのかわからないと感じる人も多いのではないでしょうか。私のオススメとしては積み立て投資になります。その理由は次の項目でご説明させて頂きます。また投資に絶対はありませんので、投資をしたところで確実に増えていくコトはなく、損失が出てしまうリスクもあらかじめ想定しておくことも大事です。

■FIREには「積み立て投資」がおすすめ

FIREを達成するために、私がオススメする投資方法が「積み立て投資」になります。積み立て投資とは、毎月一定金額を定期的に投資していく手段のコトで投資信託や株式といった金融商品になります。積み立て投資には以下の3つのようなメリットがあります。

少額から始められる

積み立て投資、月々少額にして100円から、投資を始めることができます。そのため、株式などを始めるよりも気軽に投資できるというところが大きなメリットになります。積み立てNISAやNISAを利用した積立を利用すると、発生した運用益分の税金を支払わなくてよくなるため、よりおトクになります。

購入タイミングに悩まない

株式などを経験したことがある方はわかると思いますが、株価が下がり切ったタイミングを狙って購入をしていくことが必要になるため、購入すること自体が難しいという特徴があります。

しかし、積み立て投資の場合は、毎月1,000円ずつ、一定額を購入する設定をしておくため、月に自動的に購入していくコトになります。そのため、購入タイミングを計る必要はありません。日ごろ忙しくて株価を見ていられないという方でも悩む必要なく購入し続けることができます。

時間分散をすることでリスクが軽減できる

投資信託のように一定額を毎月購入する方法を「ドル・コスト平均法」といい、時間分散によるリスクが軽減できるメリットが得られます。時間分散をするメリットとしては、その時々の価格のブレを抑えることができるというところです。

このような投資手法では、株価が安いときは購入する数量が増え、逆に価格が高いときには自動的に購入数量が減ります。そのため、購入単価がならされ、投資期間が長くなればなるほど投資のリスクを軽減することができるのです。

■まとめ

本記事を最後までお読み頂きありがとうございました。「FIRE」とはどんなものかをご理解頂けましたでしょうか?FIREはみんなの憧れで、実現できるのなら実現したいと思いますよね。FIREは今までの早期リタイアと違い、会社員でも目指すことができるのが大きな特徴になります。今から努力をすれば、FIREを達成するのも夢ではありませんので、この記事を参考にぜひ、FIREを目指してみてください。

  • この記事を書いた人

しょう

大手食品メーカーの商品開発→人材業界のキャリアアドバイザー→WEBマーケティング業界で働いている、30代半ば現役WEBマーケターです。WEBマーケター・キャリアアドバイザーの経験を活かして、WEBマーケティングを中心に「仕事とは何か」、「キャリア(人生)をどのように考えるか」の情報を発信していきます。 ブログに対してのご質問や疑問などありましたらお問い合わせにてご連絡ください。 「ITパスポート・WEB解析士・Google広告認定資格(複数種)」の資格を保有しています。

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